DV

DVのシルエット画像

DVとはドメスティック・バイオレンス(domestic violence)の略であり、「domestic」には「家庭の」という意味があるので、家庭内暴力という意味の表現になります。

といっても夫婦間や親子間だけでなく、未婚の恋人間で起こる暴力やハラスメント行為はデートDVと呼ばれ、同居中又は同居していた恋人、つまりカップル間で起こる暴力も同じ様な対象になっています。

基本的には男性から女性に対して暴力を振るう、ということが殆んどではないかと思いますが、その逆もあるでしょう。

また例え手を出していなくても、力関係を良いことに言葉のDVということもありますし、子供から親への暴力も少なくありません。

一昔前であれば近親者内の問題は事件になることが稀でしたが、時代と共に配偶者間であっても、外傷を負わせるほどの暴行(軽く蹴る、叩く、殴るフリ等も暴力)や精神障害を患うほどの精神的苦痛(ストレスになることを継続的に行う)を加えた場合は暴行罪や傷害罪の対象と認められる裁判例が増えていって、現在ではDV防止法というものが施行されるまでになりました。

かといって、普通に考えて家庭内や恋人間で事件にするということは、色んな意味でとても勇気の必要なことであり、簡単に出来ることではないと思います。

仮にそうであればギリギリまで我慢してやり過ごすしかないということになるのですが、そんなことを続けていれば受ける側は心身共に重大な異常をきたしてしまいます。

そうなってしまった後では遅いのですが、そのタイミングが分からずに結局手遅れになってしまうことがあるのです。

その後離れて過ごすことになったとしても、トラウマの様に嫌な思い出が消えなかったり、精神的に追い詰められて何年も恐怖に悩まされることになるかも知れません。

ただ生きるだけでそんな思いをしないといけなくなったとしたら、こんなに悲しいことは無いでしょう。

ですからやはりこれも一番は早期対応なのです。

物理的に危険であるとか、我慢して何とかなるという見込みがなければ、とりあえずは相談機関に連絡することが必要かと思います。
その代表的なものとしては『DV相談ナビ』という内閣府のDV相談窓口も挙げられます。

そして程度や状況により、もっと違う形で対処したいという場合。

例えば、内輪で対処出来そうな範囲内だったり、DVを受けている側にも問題があったり、更には実は自分からDVされ続けているのに、自分では全く気付いていないということもありますから、そういった同じことを繰り返さない為にも、当ルームの様なところに相談してみることも一つの選択でしょう。

危険を感じることがあれば、機動力を活かして迅速に対応させて頂きます。

まずは自身の状況確認の為にも、中立性・客観性を持った第三者に問い合わせてみるというのは非常に意味のあることだと思いますから、酷くなる前に聞くだけ聞いてみるのも良いかも知れません。

とにかくは身内な訳ですから、そういった問題がこの世に存在するということ自体が本当に悲しいことですよね。
活動として出来る限りのことはしていきたいと思います。

PAGE TOP