対人関係

休憩中談笑するスーツ姿の会社員男女

対人関係が苦手で気になっている方や、実際にお悩みにまでなっている方は多いのではないでしょうか。
何とか出来るものならしてみたいですよね。

私の友人知人の中にも対人関係の構築が上手な人や下手な人はいますが、下手でも全く気にしていない(むしろ少しは悩んで欲しいと思うくらいの)人もいれば、大して問題ではないのに気にしてしまっている人もいて、本当に人の感覚はそれぞれだなと痛感します。

そしてそこが人間らしいところであり個性でもあるのですが、一方で実際に社会生活を送るうえでは綺麗事だけでは成り立たないというのも現状です。

「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」という有名な心理学者の言葉にもある様に、やはり悩みの元になることは間違いないでしょう。

ここではシーン別に家庭や社会とで分けた場合の社会の方でお話したいと思います。

そこで対人関係・人間関係の問題が出て来るのは主に学校や職場になるのではないかと思います。
その他ではご近所の付き合いであるとかそういったものになるのではないでしょうか。

そしてその場合に問題になって来るとすれば

①基本出来ていると思うが、特定のタイプの人との接し方が分からない、難しい
②全般的に苦手で、どうすればいいのか分からない

大きく分類するとこの2パターンで考えられるのではないかと思います。

これを読まれている方は頑張り屋さんなので、苦手なまま何とか頑張ろうとして疲れたりストレスを感じたりしてしまい、乗り切るどころかそれが発展して耐えられなくなっているという状態の方もいるかも知れません。

対人関係の構築が苦手な方の心理的な辛さ、孤独感は逆の立場で考えた時にその気持ちを汲み取ることが出来ますので、日頃から出来る限りのフォローやバックアップをしたいと考えております。

その中で私自身色んな書籍やネット情報からも新しく何かを学ぼうとすることがあるのですが、その説明はそもそも対人関係が苦手であるとか得意ではないといった人の定義が微妙であるという印象を受けることもありました。

何を以って苦手な人としているのか、多少出来ている人を対象とした様な内容のものも多くあまり参考にならないことがありました。自分なりに学ぼうとして同じ様にそう感じたことがある方もいらっしゃるかも知れません。

そしてそれは何故かというと、自分の中の感覚とその情報の理論や理屈が今一つ結びつかない為に、腑に落ちなかったりピンとこない、ということになるのではないかと思います。

なので、多くの方向けの内容というよりもその方に合う説明であったり、すり合わせの作業が必要なのではないでしょうか。

そして感覚的なものを出来るだけ明確に言語化していきます。

何故苦手なのかは人それぞれであると考えられますが、過去を振り返ってもそういうタイプだったのか、それとも以前はある程度出来ていたのかという部分も重要になってくるでしょう。

元々人との関わり方が分からない、苦手だったということがあるかも知れませんし、環境が変わりコミュニケーションの形や方法が変わった途端に対応出来なくなった、ということがあるかも知れません。

ただでさえ学校や職場に魅力を感じていない場合、そこからさらに人間関係の構築が上手に行えないとなれば、中々に厳しいものがあると思います。

そういった原因の一例として挙げていきますと、その中でも普段から落ち込んでしまうことが多い人であれば、現実の捉え方が他の人と比べて歪んでいる、ということがあります。

これは心理学的には「認知の歪み」と云われるもので、簡単に言えば強いマイナス思考の様な感じで、現実の捉え方が他の人と比べて歪んでいる、という考え方です。

これを言ったらつまらないと思われるのではないか、理解されないのではないか、目立つと自分は嫌われるかも知れない、などと考えてしまい結果的にどう人と接して良いのか、何を言えば良いのかが分からないので自分からは行動しない、ということになります。

孤立した状態が続けば現実の捉え方の基準が余計に分からなくなり、どういう言動が正しいのかが判断出来なかったりします。その為にコミュニケーション自体を取らなくなるのです。
これに関しては周りと同じ様に現実を正しく捉える為の考え方とその知識を身に付けていきましょう。

その他では、他者に興味を持てないから話すことが無い、という方もいるかも知れません。

その場合、業務的な会話以外しないまたは出来ないのですが、他者に興味がない割に孤独感や寂しさがありますので、もっと上手に出来ないかなと考えることになります。

もしかしたら悩みたくない為に、自分は他者との関わりに興味がない、と思い込もうとしていることがあるかも知れません。

と、簡単に例を挙げましたが、言わば「相手がいること」なのでそこでの判断基準を自身の中で難しくさせているのですが、一人どこかで自給自足の生活を送らない限りは社会生活に於いて最低限必要になってきますので、少しでも過ごし易くしておいた方が良いのではないかと思います。

それとやっぱり結局は慣れが必要になってくる部分もあるのですが、第3者であるカウンセラーとの会話はそれだけで純粋に会話慣れの効果もある為、そういう意味でも入り口としてお勧め出来ます。

相手を知り自分を知れば克服出来る筈ですから、今の為でもあり今後の為にも改めて考えてみては如何でしょうか。

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