不眠

睡眠中の猫

夜スムーズに眠れない、眠りが浅くてすぐに目が覚める。
不眠症といって、いくつかある睡眠障害のうちの一つです。

私自身も過去に長期間経験したのですが、睡眠が思うように取れないのは本当に辛いですよね。

一日くらいは平気かも知れませんが、常習化というかそれが習慣の様になってくるとこれは本当に辛いです。

結果的に寝不足によってどの様な症状や日常生活への支障があるのかというと、日中の眠気、倦怠感や集中力の低下、意欲や食欲の低下等が挙げられるかと思います。

そしてこれが長期化し毎日のことになってきますと、明らかに心と体に不調が現れるのです。

その原因は神経質な性格、ストレスや不規則な生活、薬の副作用や嗜好品の影響など多岐にわたるといわれています。

また、一度『眠れない』と頭が覚えてしまうことによって、それに対する恐怖心的なものが芽生えてしまい、更に悪化を招くこともあります。

一応自分自身を誤魔化しながらそれなりに生活を送っていくのですが、まさに調子が悪い、という状態に陥り、以前の自分と比べても段々元気がなくなり、言葉数も減っていくかも知れません。

若いうちは勢いや気合で何とか乗り切れたりもしますが、ある程度年齢を重ねると睡眠不足による抵抗力の低下から病気になりやすくなったり、ケガをしやすくなったりと、全く良いことがないのがこの不眠というものなのです。

ストレスでしかありません。

その対処法として、沢山運動して疲れれば眠れるのではないか、とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、それでよく眠れるのであればまだ軽い方で、私がそうでしたがいくら運動で汗を流しても寝れませんし、寝ても短時間で目が覚めたりとやっぱり眠りが浅いのです。

実際プロスポーツ選手にも不眠で悩んでいる方がいるという事実からもそのことが良く分かります。

ちなみに私の場合、睡眠導入剤を服用しなければ眠れないことに嫌気がさし、もう眠れないのであれば無理に眠らずにいつまででも起きていよう、と思い立ち当時フラフラになりながらも仕事に行って、二日目、三日目に限界がくると気絶するように何時間か眠り、また次の日は眠れずにといった流れを繰り返すというかなり強引なやり方で調整しましたが、めちゃくちゃきつかったです。
※このやり方は危険なので真似をしないで下さい。きちんと主治医に相談しましょう。

さて、先程不眠の原因は多岐にわたるといいましたが、身体的疾患や精神疾患が主な原因ではないかと疑われる場合は、まず精神科や神経科の受診をお勧めしますが、精神的ストレスや不安感からくる心理学的な不眠の場合は、心理カウンセリングによってストレスや不安を取り除いていくことで改善されることがあります。
また、それに伴い悪夢を見なくなったという方もいました。

もっとも不眠に至る要因が一つではない場合も多々あるかと思いますので、そこは多角的に分析する必要があるのではないかと思います。

ということで、まずはそんな不眠に悩まされることがないように、脳を休ませるという意識を持って、日頃から健全な心と体を維持することが大切なのではないでしょうか。

って、なかなか難しいですよねぇ。

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