日本の離婚率は人口1,000人当たりの離婚者数で表され、2024年の数字は厚生労働省の人口動態統計で1.55人と報告されている様です。
 ちなみに福岡県だけでみた場合は全国平均よりも少し高めになっており、都道府県の中でも上位に入る傾向にあるみたいですね。
 「3組に1組が離婚している」なんて耳にすることもありますが、流石にこれは正確なデータではありません。
 そして実際には離婚する夫婦の割合を計算するのは事実上困難である為、平均的な離婚率に関しては特に意識しなくても良いのかなと思うのですが、気にしたいところは結婚してからの期間が短い夫婦ほど離婚率が高い傾向があり、結婚5年未満で離婚する夫婦が少なくない、という点です。
 それは何故そうなのか、違う選択もあったのか色々と考えてみたいところです。
当カウンセリングルームの最近の傾向としまして、ご夫婦またはカップル同士でのカウンセリングが増えてきております。
 これは俯瞰で考えてもとても良いことだと感じていて、利用可能なものは進んで利用するべきだと思っています。
 今では割とどこでも気軽に受けられるということで、状態を放置するくらいであれば仮にお試しでも興味本位であっても一回くらいは受けてみるべきですよね。
例えば喧嘩の回数を減らしたり無くしていく為であったり、客観的に関係性を見つめ直してみたり、より相手を理解するまたは最終的には愛情確認になったりと、内容は基本的に自由なのですが、夫婦間や恋人間においてお互いの知人や親族を介さずに第三者目線を通して考えていく、ということは必要なことではないかと思います。
 これが想像以上に功を奏することがありますし、思考を改めて整理することが可能になるからです。
 軌道修正するよりも別れた方がお互いの為になることもあるので、最終的な結果に関わらずお互いが譲り合って、最低限納得出来る様にしていかなければいけない時もあるでしょう。
 それと夫婦であれば、子供がいる場合にはその影響も考えて拗らせない様に早めの対応をしていくことが大切になってきます。
 二人の精神面の問題だけではなく、物理的に生活面での影響等を考えてどうすることが望ましいのか、感情に流されない様にしていきたいところですが、分かっていても中々簡単にはいきません。
「二人のことなんだから二人の間で解決するべき」という考え方は今は少し古いといっても良いかも知れません。
 「二人のことなんだから二人でカウンセリングに行く」という考え方で良いのではないでしょうか。
 実際にそういう認識の方々が増えてきているということだと思います。
 そしてある意味それは一つの共同作業でもあるので、その共同作業が出来ているうちに色々と建設的に考えていきたいですね。
 本当に厳しい状態であれば、二人で受けるということが不可能になってくるでしょう。
またパートナー同士何でも言い合える関係というのが理想かも知れませんが、実際にはパートナーだからこそ言えない、言い難いということもあるかと思います。
 そういったものも蓄積したりそのままになっているとどこかで違和感というか不自然になってくるのですが、カウンセリングを通して話をしていくと割と話し易くなったりしますので、一方は言えて良かったとなりますし、もう一方では聞けて良かったということになります。
 その逆でなるべく曖昧にして誤魔化しながらやっていきたいんだ、という気持ちの方もいるかも知れませんので、カウンセラーとしてもただ心理的な広い知識があるだけではなく、様々な局面に於いて読み取ることや感覚的に優れた部分も必要となってきます。
 なので受けるカウンセラーとの相性も結構大きいものがあるかも知れませんね。
 信頼関係が築ければ築けるほど効果も高まりますので、お二人の劇的な変化を目の当たりにしたことも少なくありません。
 そういう意味でも是非一度お越し頂きたいと思っております。
簡単にまとめますとカップル(夫婦)のカウンセリングであっても個人面談であっても、楽しく有意義な時間としてお越しになることもありますが、そうではなくてやはり二人の間の何かしらの問題に向けて、話し難いことに向き合う為の一つの手段としてカウンセリングの認知度が高まりつつあります。
 対応する私としては、お越し頂くからには全てのクライエント様に幸せになって欲しいという気持ちが一番ですが、ドラマや小説の様に物語は進んでくれないのが現実なので、それであればせめてその中で出来る限りのことを精一杯やっていくしかないという思いで向き合っております。
今回はカップル(夫婦)でのカウンセリングのお話になりましたが、興味を持ったり迷われている方はどんな内容でも構いませんのでメール・LINE・お電話からお気軽にお問合せ下さい。




