季節の憂鬱

虚ろな目で雪にもたれ掛かるキツネの画像

以前、満月の夜と犯罪率の関係という俗説について少し触れたことがあるのですが、海外の大学や研究チームの発表では、月の満ち欠けによって人の行動がおかしくなる傾向がある、という様なことが論じられています。
余談ですが月には昔からそう感じさせる何かがあって、このことから「狼男」の発想も生まれたという様なことも聞いたことがあります。

また、これは最初に聞いた時に非常に感心したのですが、生死は潮の満ち引きに関係していると云われていて、人が産まれてくる時は満潮時であり死を迎える時(自然死)は干潮時にということも云われています。
これは俗説というだけでは片付けられないもので、身の周りで実際そうだったという話ばかり耳にしますし、ネット上でも沢山の実体験を確認出来ますので、私的には人は重力に生かされている以上は潮の満ち引きと生命は実際に関係があるのではないか、ということもあり肯定的です。
何だかそれは宇宙との繋がりを感じますよね。

そしてこの潮の満ち引きには月が関係していて、満月と新月によって起こることはご周知のことかと思います。
月の自転の周期は28日で女性の生理周期と同じであるということもあり、余計に生命との関係を感じてしまいます。

といったことから、人が何かしら自然的なものからの影響で精神的に調子が変わってしまうというお話であり、今回は気候による影響についてです。

ご相談者の方の中には、冬を苦手とされていて調子が悪くなるという方が少なくないのですが、最初私は単純に寒いから非活動的になるんだろうとか、寒さで思考が鈍るといった単純な捉え方も強かったと思います。要は軽視していたのかも知れません。
しかし経験を重ねて色んな方と関わるうちに、思ったよりも季節が精神に与える影響は強いのではないか、と感じるようになり参考の為に調べることも増えていったのですが、そうとしか思えないケースがあったとしてもその根拠を証明することは出来ないので難しいところですね。

これまでに度々当ブログ内でお話ししていますが、一つ云えるのは本人も無意識に影響を受けている為、それに対する準備や心を構えることが出来ていないので、急にその時が来てしまうということが問題であると云えます。
なので後手に回ってしまうということです。

ですから、まずはそういう影響を受けることがあり得るということに対して「意識する」ということが大切になってくるのではないかと思います。

そうすることによって自分自身の中の微妙な変化に気付き、早い段階で気を付けることが出来ますが、無意識・無自覚でいた場合には突然ドンッときますので、辛く色んなことを考えてしまいますし、それが何故だか分からないということになります。

もしそうなった場合には日常生活への影響を計算しながら早めの処置が必要になります。
以下に簡単にネット上の情報からAIによる概要の一部をを記載しておきますので、参考にされてみて下さい。

気候とうつ病には、次のような関係があります。

  • 季節性うつ病:冬の日照時間が不足することで、脳内でセロトニンの分泌が減り、うつ病になりやすくなります。特に、降雪量が多い地域では太陽光を浴びる機会が少なくなるため、冬季うつが起きやすいと言われています。
  • 気圧の変化:気圧が下がることで脳内のストレス制御機構へのストレスが加わり、うつ病状態を悪化させます。
  • 寒暖差:寒暖差疲労が悪化すると、うつ病を発症する場合があります。日々の寒暖差が激しいことが原因で、「三寒四温うつ」と呼ばれるメンタル不調に陥ってしまう人も少なくありません。

今回は以上となりますが、皆様も年末に向けて一層体調管理には注意を払って頂きまして、穏やかに楽しく過ごせます様にお祈り申し上げます。

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