青息吐息

歪んだ時計を背景に項垂れて座る男性のシルエット

朝、どうしても起きたくない

学校に行くのが面倒くさい

バイト行くのやめよう

仕事に行きたくない

お風呂に入るの面倒だから明日にしよう

面倒くさいから明日の約束はキャンセルだ

あれもしたくない、これもしたくない

…etc.

日本では、年齢に関わらずこういうことを考える人達が増えています。

とある作家の方で、今の日本人に生きる事の意味や素晴らしさを理解させる為に、そして、男女それぞれの尊厳や威厳や優しさを取り戻す為には、日本はもう一度戦争をするしかないのではないか、と言った方がいます。
色々と自分に理由を作ってしまい、一生懸命に生きることが出来ていない人達。
時には人に対する尊重や、命の尊さまで薄れてきていると感じることがあります。

勿論、例えとしての極端な言葉ですが、そのくらい軌道修正が困難なところまで来ている、ということを表現したかったのでしょう。

結局は人が人を育てて、世の中は成り立っていくと思うですが、人の育て方を知らない、もしくは誤っている方々も多いのかも知れません。

ですが、もしそういった方が今後さらに増えていけば、家庭も会社も社会も繁栄しないのではないでしょうか。

私はそう思います。

ではかと言って、私が特別立派な思考や行動力を持っているかと言えばそんなこともなく、むしろ一般的な方以上に面倒臭がりで、ダメな所が沢山あります。
ただ、ダメな所は理解して何とか変えていきたい、という意識は常に持っています。

その私ですが、やはり本当に疲れている時や沈んでいる時は何かと面倒になってしまい、物事を後回しにしそうな時が多々あります。
今回は、そんな時に自分なりに心がけている方法をご紹介したいと思います。

それは、『取り合えず○○だけしてみる』という方法です。

内容は単純そのものですが、皆さんも実践してみれば何かが少し変わるかも知れません。

まずイメージとしては、何かとぐずる子供に対して、親が、じゃあ取り合えず起きるだけ起きましょうとか、食欲ないけどこれだけ食べようとか、お着換えだけとか言って、取り合えず何かさせて行動のきっかけを作ることがあるかと思いますが、まさにそれです。
それを自分で自分にしていきます。

私の場合は、しんどいからお風呂に入りたくないという時には、お風呂に入ると考えると面倒で本当に嫌になるので、それは抜きにして取り合えず服だけ脱ごうと考えます。
全体を考えると疲れるので、取り合えず服を脱ぐことは出来るということで、それだけを考えて行動してみるのです。

朝どうしても起きれない時には、起きてこれからしなければいけない事を瞬間忘れて、取り敢えず顔だけ洗うということを、それだけを考えます。
全体を考えてしまうと、疲れて起きる気持ちになれないからです。

また、宿題や仕事関係での準備をしなければいけないけど、スイッチが全く入らないという時には、取り合えずこれだけやっておこうとか、とにかく一部だけするつもりでそれだけを頭に浮かべて行動します。

すると、世の中で一番信用できる自分が自分の背中を押してくれて、そのまま勢いでいけたりしますし、心から嫌だと思いながら行動するのはかなりのストレスですが、このやり方だとそれも軽減されます。

これは心身共に健全な方には全く必要ないでしょうし、何だそんなことでと思われる方もいるかと思いますが、以外にこんな簡単で当たり前の様なことがきっかけで生活のリズムを戻せたりして、子供から大人まで必要な方には使える方法なのです。分かる方には分かるでしょう。

本当に心が疲れてしまっている時というのは、そんなものではないでしょうか。

普段関係ないという方でも、いつか使える時があるかも知れませんので、参考にしてみて下さいね。

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