将棋と桜

桜並木の画像

強くはないですが、趣味として将棋が好きです。
選択を一つ間違えると全然違う展開になったり、相手の出方で計算が狂わされたりというところが、盤上に人生を見ている様でとても面白いです。

この選択をしたらどうなるか、それともこっちの選択を取ったらどうなるか、もしくはここは一旦放っておいた方が良いのか、といった盤上の選択肢や分析は、そのまま対人関係で冷静に取り入れることが出来れば、素晴らしい関係を構築出来るのになぁと考えるのですが、中々人間関係も将棋同様簡単にはいきませんね。

結果的に全然イメージ通りにいかなかったり、自信があったのにまさに大番狂わせが待っていたり、自分の選択がもろに自分に返ってくるという困難もあり、子供に教えておいて損は無いというか、学べる部分も多いと思いますのでお勧めです。

特に勝負に負けた時に自分から「負けました」と言って頭を下げる所は、他のものにはない一番の特徴ですよね。

将棋盤のマス目は9×9=81でそんなに多くはないのですが、その中で指し手の選択が無限にあるということも魅力ではないかと思います。
一時期は暇さえあれば将棋を指していることもあったのですが、ただ何回も指すだけで中途半端に考えていても上達しないことが分かりました。

何でも一生懸命に考えなければ、そう簡単には変わることは出来ないのだと思います。

将棋と言えば、残念ながら最近引退が決定してしまいましたが、“ひふみん”の愛称で知られる加藤一二三(かとうひふみ)九段の奥さんがその時のインタビューのなかで、

「桜の花は散った後でも綺麗なまま地面に残っている」

というお話をされていたのがとても印象に残っています。

また、加藤九段が将棋で勝った時には放ったらかしにしても、負けた時には何より大事(優しく)に接するように心がけていたそうです。

素晴らしいご夫婦関係ですね。

私もいつか隠居生活になったら、近所の方々と一日中のんびり将棋を指せる生活を送りたいものです。

 

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